労働保険とは、労働者災害補償保険(一般に「労災保険」といいます。)と雇用保険とを総称した言葉です。保険給付は両保険制度で別個に行われていますが、保険料の納付等については一体として取り扱われます。
労働者(パート、アルバイトを含む)を一人でも雇用していれば、業種・規模を問わず全ての事業所は労働保険の適用事業となり、事業主は労働保険の成立手続を行い保険料を納付しなければなりません。(農林水産の一部の事業は除く。)
労災保険とは、事業主が納付する保険料によって、業務災害(仕事が原因となって生じた負傷、病気、障害又は死亡)や通勤災害(通勤が原因となって生じた負傷、病気、障害又は死亡)を被った労働者やその遺族に対し必要な保険給付を行い、さらに、被災労働者やその遺族に対して、社会復帰を促進、援護を図るなどの労働福祉事業を実施する制度です。
◯ 保険料(一般拠出金含む)の申告・納付事務
◯ 業務災害・通勤災害に係る療養・休業・障害・遺族等の各種給付請求手続
◯ 労災保険の特別加入に関する手続
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雇用保険とは、労働者が失業した場合の生活保障(昔の「失業保険」)や、雇用の継続が困難となる事由が生じた場合の雇用の安定、その他再就職を促進する為に必要な給付を行う制度です。
また、失業の予防、雇用構造の改善等を図る為の事業も行っています。
◯ 保険料の申告・納付事務
◯ 被保険者の入退社に伴う資格取得・喪失届の手続、離職票の作成
◯ 高年齢雇用継続給付、育児・介護休業給付の申請手続き
◯ 高年齢雇用継続給付受給時の最適な賃金設計の提案
◯ 助成金に関する相談・申請手続き